Synergistic Research Resolution Reference Mk2 Balanced Interconnect X-Series

                        


No.360LとNo.38Lを繋ぐバランスケーブル。米国Synergistic Research社の中級モデルです。


説明する時に舌を噛みそうだけど略すのも何か(魂的な)に負けた気がしてムキになって口の中を血だらけにしながら言い切らねばならない長い名前と、ケーブルの外皮外側に微弱な電流を流すアクティブシールドが特徴のケーブルです。アクティブシールドは、MPCという付属のACアダプタを繋ぐか、アクティブシールドを集中管理する専用の機材を用います。


ケーブルメーカーとしては思い切ったモデルチェンジを続けていて、この10年ほどで初代、Mk2、X-Series、X2-Series、TESLA SERIESと変遷しています。更に、TESLA SERIESの上位グレードとしてGALILEO SERIESが生まれました。しかし玄茶屋の守備範囲は比較的昔の製品に集中しており、最新モデルはよくわかりません。興味のある方はTAK LABのクラシック音楽鑑賞日記をお読み下さい。そして欲しくなって下さい。ついでにアメリカ行って買ってしまえ。


現在はPSE法の関係もあり国内販売が困難なせいか、代理店が撤退してしまって直輸入に頼らざるを得ません。米国本社の勢いは衰えるどころか暴走気味なほど元気ですから、力のある良い代理店が出て来てくれる事を望みます。


アクティブシールド自体にも変遷がありますが、その話はMaster Control Center IIIの項目でしましょう。


ケーブル自体の構造は、オリジナル調合の銀合金導体を複数束にして個別に被服し、更にプラス・マイナス別にE.M.I吸収ワイヤーを仕込んでまとめて被服して、2本のケーブルをゆるくひねっています。近年の流行からは珍しく外れていて、端子なんぞ知った事かとばかりに普通のプラグを採用しています。銀線が使われているのが最も廉価なモデルで、その上が銅線であったりと、固定概念に囚われず積極的に素材を駆使した音作りがなされていることからも、ケーブルのデザインに自信のあるメーカーなのでしょう。


このX-Series世代のResolutionは、音の出る瞬間や止まり際でのブレが感じられず、静と動の描き分けがすこぶる明快です。大量の情報の中でも、そのブレの無い明快さが弱音にまで徹底されています。帯域バランスも良好で、S/Nとレンジの広さのバランスが秀逸です。この音の特徴はやはり銀を中心とした合金とアクティブシールドに因るところが大きいのではないかと思います。一般的なただの銀線と比べて力強く、普通のシールドとは一線を画す異質な静けさがあり、ノイズフロアの低さが閉塞感ではなく視野と視力が上がるような明確さとして感じられます。

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