Kimber Select KS-9038

                        

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KimberのSelectシリーズのジャンパーケーブルです。銅のKS-9033、銅銀ハイブリッドのKS-9035、純銀のKS-9038とある中の純銀タイプになります。


ラインナップはスピーカーケーブルと同じですが、ジャンパー用ケーブルという事もあって構造は簡略化され、プラス用、マイナス用それぞれのブラックパール銀撚り線をテフロン被服し、メッシュで保護してメッシュの端を熱収縮チューブでまとめ、端末をWBTの金メッキ銅スリーブでカシメただけとなっています。長さは30cmほど。


そのKS-9038の端子に使われているWBT-0600バナナプラグを取り外し、L/R用計4本のジャンパーケーブルを2本ずつホットとコールドに割り振ってOYAIDEのC-037とP-037電源プラグを取り付け電源ケーブル化しました。アースは繋いでいません。


購入当初は、バイワイヤリング対応仕様であるB&WのMatrix 802 S3の中高域用端子と低域用端子を繋ぐジャンパーケーブルとして普通に使っていた物です。かなり強烈に音が変わるため、繋ぎ方には注意が必要でした。スピーカーケーブルのKS-3033を低域用端子に繋ぎ、ジャンパーケーブルで中高域用端子まで伸ばす形で接続すると、中高域の伸びと繊細な表現は顕著なものの、低域の表現とは見事に乖離します。組み合わせパターンを試聴して確認した結果、中高域用端子にスピーカーケーブルのマイナス側を、低域用端子にプラス側を繋ぎ、それぞれにKS-9038で低域用、中高域用へと接続するのが一番バランス良く鳴りました。これほど音の変わるジャンパーケーブルを使うまでは気付きませんでしたが、バイワイヤリング対応スピーカーにおいて高域側と低域側のまとまりを良くする方向では、そのたすき掛け接続がお金の一切かからない簡単音質改善法と言えるでしょう。


現在はスピーカーがシングルワイヤ仕様のDynaudioのConfidence C2になったため出番が無くなっていましたが、それならプラグ付けて電源ケーブルにでもしてしまえと脳内で悪魔が囁いたため、このようになっております。しかし長さは30cmですから、普通のコンセントではまず使えないでしょう。玄茶室では、屋内配線を使わず室外の電源装置から自作の電源延長ケーブルを各機器手前まで引いているので、問題無く接続出来ています。接点の増加はマイナスですが、使い勝手との天秤ですね。


電源ケーブル化の際、オヤイデのプラグにする前に、AC DESIGNのConclusion PWに取り付けてあるIeGOの銀無垢プラグも試しています。銀無垢の方はオヤイデと違ってプラグ内部のケーブル接続部が小さいため、ジャンパーはホットとコールドに一本ずつしか使えません。音はKimber Selectのブラックパール銀らしさだけ取れば、銀無垢の方が個性は際立っていました。しかし、圧倒的にホットとコールド二本ずつ使用したSQUARED仕様の方が格上だったため、最終的にオヤイデのプラグを採用しました。


SQUARED化は、ヌケの良い繊細でデリケートな高域が圧倒的な音数に支えられることにより、モノトーン的な弱音表現から、より幅広い音色の弱音表現をするようになります。

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