AC DESIGN Conclusion1.4 PW

                        

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珍しく日本のハイエンドオーディオ用ケーブル専業ガレージメーカーの製品で、最上位に位置するConclusionシリーズの電源ケーブルです。


長野県にあるメーカーだそうですが、ホームページも無く実態はよくわかりません。現在はケーブルの製造を止めているようです。九州のマニアの間では有名な店の一押しで、東京試聴会から口コミで秋葉原に広がったものです。今では業界内インフレが進行してもっととんでもない価格のものがゴロゴロしてますが、当時としては20万円という電源ケーブルとしては最高額の価格設定でした。


細い銀単線に、銅箔シールドとゴアテックスというスポーツシューズなどに使われたりする発泡テフロンで被服したケーブルを個別に12本使用して作られています。プラグのメス側はマリンコ、オス側はブライアントでしたが、自分で交換して今はオスメス共IeGOの銀無垢となっています。


広く大きな音場を描く傾向で、高域のヌケの良さはピカイチ。線の細さで演出するのではなく、多彩な表情を描き分けながらヌケる様は、Kimber Selectの銀線にも通じます。しかし質感はKimberより少し硬めで少し乾いたカサリとした質感があり、艶やかさはちょっと苦手。ギュッと中身の詰まった密度感を演出する方でもなく、ひたすらに広大な開放感を得意としています。

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